患者様
60代 男性
これまでの患者様の経過について
30代の時に腰痛になり近医の整形外科を受診しブロック注射をして改善。それ以降ぎっくり腰が頻回に起きる
2022年右下肢にしびれ症状がでる
2023年4月MRIを撮影し、脊柱管狭窄症と診断。内服で様子を見ていたが、良くならず
改善目的で当院来院
治療前の症状について
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
痛みの度合い | 2 | 0 | 9 | 0 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な症状の部分-右下肢
前屈:変化なし
後屈:変化なし
ラセーグ:陰性
圧痛:4/5右
間欠性跛行:無し
・日常動作
常にしびれがでている
画像及び所見について
- L4/5,5/s-椎間板変性
以上の事が画像上認められます。
・L4/5,5/s-軽度な椎間板変性を認め、L4/5は右椎間孔の狭窄・L5/sはひび割れ所見を各々認める。L4/5は右下肢へのしびれ・L5/sは頻回するぎっくり腰の可能性が高い
治療について
患者様と相談の元L4/5,5/sにセルゲル法を施行。
治療は簑輪院長が行いました。
DiscoGelを入れた画像になります。
治療は20分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長